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「アルジャーノンに花束を」

515ld2nqrnl_sl500_aa300_初めてこの話を読んだのがいつだったろうと思って
少し調べてみました。
日本で長編小説として出版されたのは
1978年だそうです。
私はこれを読んだようですね・・・年代的に・・。

細かい内容は忘れてしまっていたのですが、
ぼんやりと、あんまり好きな話じゃなかった・・
という感じが残ってました。

 

* 以下ネタバレしてますので、お読みになるときはお気を付けください。

話の感想と、観劇の感想です。
あ・・キャラメルボックスの「アルジャーノンに花束を」 を見てきましたので・・。
例によって、独りよがりの感想ですので、あしからず・・。

「アルジャーノンに花束を」はチャーリーという知的障害者の男性が
新しい治療法の被験者となって、脳に手術を受け、
驚くほどの天才になっていく過程を彼自身の実験記録という形で綴っていきます。

一人称で語られるストーリーが、彼の知能に合わせて進むのが、
読みづらかったという記憶があります。
初めの方はずっとひらがなだけだったし・・。

話が進むにつれて、チャーリーは賢くなるがゆえに
人生のいろんな苦しみを感じ始めます。

今まで仲良しだと思っていた友人が、
実は自分をからかって遊んでいただけだった・・。

恩師だと思っていた人が、自分より能力が劣っていくように見えることに
ただ素直に落胆し、それを口にしてしまう・・。

アルジャーノンというのはチャーリーに治験するまえに、
手術を受けて高い知能をもつことのできた実験用のハツカネズミです。

先に手術を受けたアルジャーノンがある日を境に能力を失っていく。

徐々に知能を失っていくアルジャーノンを見ているチャーリーの苦しさ、焦り、などが、
後半のお話の中心だったようにも思います。

本ではずっと本人の「記録」の形で進んでいたはずです。
これをどうやって舞台化するのかなぁと思っていました。

結局、「容疑者Xの献身」と同じで、出演者に原作を読ませて
・・ナレーションを挟む、ということですが・・
途中の物語を観客に理解させる手法を取っていました。

私は本を読んだとき、(まだ学生でした
人間が、人間の脳みそに外科的に手を加えて、
人工的な天才を作るなんてことは神への冒涜であり
倫理に反することである、ということが本のテーマかと思ったような気が・・。

せっかく得た知識も能力もまた失うという恐怖。
想像するだに恐ろしいですよね。
恐い話だと思った記憶があるのです。

お芝居のテーマは、むしろチャーリーの幸せにあったのかな。
実験そのものの是非ではなく、

人間の本当の幸せは、どこにあるのか?
手術で知的能力を得たチャーリーと元からの彼。
いったいどっちが幸せだろうか・・。

天才になることだけが、賢くなることだけが幸せじゃないんだっていう・・。

でも、こんな風には考えちゃダメかな・・。
間違っていたのは、学者たちのアプローチであり、
もっと慎重に、チャーリーをどう育てるか、も検討すべきだった。
人体実験をすべき時期とか、もっともっといろいろ計画すべきだった。
手術で脳の病気とか障害が治るって夢みたいじゃないか って。

そうです。
私は・・そう思ったんだな、本を読んだとき。だんだん思い出したぞ・・。

どっちにしても、きっと、本来のテーマとずれてる気がする・・

前回の「容疑者Xの献身」でも思ったことだけど、
意外と、私は世間一般と違った感想を持つのかもしれないなぁ。

作者の意図とは違うところで考え込むタイプ?

劇場で、隣りに座った女性が、途中から涙が止まらなくなった様子で、
ずっとハンカチを握りしめていたのを見て・・そう思ったのでした。

私は感動より、怒りを覚えるのです、こういう話には・・。
やっぱり・・変かなぁ・・う~ん。

キャラメルボックスのお芝居は
今年、あと一回、観に行く予定ですが、
それを見て、これからも観るかどうか決めようと思いました。

なんとなぁく・・感性違うかもと、思いつつ・・。

そして念のため、もう一回、「アルジャーノン~」を読もうと思って、
本棚のあちこちを探し始めて・・
ブックオフに売っちゃったのを思い出した私でした。

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コメント

とっても有名な本ですよね。
でも、実は私は読んだことがないんです。
ぴあのさんの感想を読んでいて、深い話なんだと初めて知りました。

たくさんの知識を得ることは、生活が豊かになるようでいて、
実は、たくさんの物を失っているんじゃないかと思うことがあります。
色々なことが邪魔をして、人を信じる心や自分を信じる心、
物事の本質を見抜く力、理屈じゃなくて感じること。。。
そういうことを失くしているような気がします。

チャーリーの本当の幸せはどこにあるんでしょう。
私の幸せも探さなくては♪

是非、読んでみようと思いました(^^)/


blue kittyさん・・
読んだ当初は「感動」とはほど遠い気持ちだったと思います。
でも、それがもう30年も前とは! そっちにびっくりです(^_^;)

でもそんな昔なのに覚えていたのだから、
かなり心に残る物語だったのは確かですよね。

本当の幸せってなんでしょうね・・。
「幸せを感じる瞬間」がつながっていくことかなぁ・・。


アルジャーノンに花束を!!! 
20代の頃に読んだ私の大好きな一冊で何回も何回も読んだ~☆
キャラメルボックスでやる事は知っていたのだけど、今回は諸事情で断念したの…
観てきたんだね、良いな~☆

ゆかりんさん・・
そうなんだ・・好きなお話なんですね。
私は好きな、というよりは、とても強く印象のあった、本です。
沢山本を読むけど、ずっと記憶に残る本ってそれほどありません。
この一冊は心に何かが残ってた・・。

でも細かいことは忘れていて、お芝居を見て、いろいろ思い出した次第です。

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「向こう」

  • 違う まだまだ君は終わりじゃないよ  君の向こうに広がる道が どこへ辿り着くかはわからないけど  楽しいときは笑うんでしょ? 悲しいときは泣くんでしょ?  どんなに毎日が辛くたって それさえできれば生きていける 生きていかなきゃ…  違う まだまだ道は続いているよ  歩いていけばきっと 生まれてきた意味も 生きている理由も わかってくるんじゃないかな・・・  そう信じて進んで もっともっと遠くまで まだまだ君は歩いていけるよ        
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